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![]() 超自然生命体アクシスが崩壊する時、少女<ケイナ>の想いが世界を満たす−。 ![]() ![]() アクシス、わたしを護って− ![]() アストリア星の生態系に大激変を引き起こした“アクシス”は、600年の年月をかけて星中の 樹液を吸い尽くし、とてつもなく巨大化していった。生きていくために不可欠な樹液の不足から 住人セレナイツの生存さえ危ぶまれるほどとなり、アストリア星はこの上なく凶暴で、非情な世 界となっていった。 失われた人工知能“ヴェカノイ” アストリア星に墜落したヴェカリアンの宇宙探査船の乗組員は、爆発そのものと敵愾心を燃やし たセレナイツの襲撃により全員命を落としたと思われていた。緊急カプセルで脱出した2人の生 存者が、“アクシス”の頂上に人知れず基地を作り暮していることを知る者はなかった。 彼らは船が大破したときに失われたヴェカリアン人の知識の全て、“ヴェカノイ”を全力で探し ていたのだった。 600年後、ヴェカリアン人の生き残りの唯一の子孫、オパッツは、両親が果たせなかった“仕 事”を受け継ぎ、アクシスの住人であるビルダー・ワームスを使って、“ヴェカノイ”探索の情 報を収集していた。しかしオパッツは、老いと疲労から自分の命がそう長くはないと感じており 自分の使命を成し遂げることは無理だと諦めはじめていた。 夢に導かれる少女、ケイナ オパッツの基地の遥か下方、“アクシス”の太い枝には、ミドル・ピープル(人間)の集落がぶ ら下がっている。村人は2層の雲に挟まれた空間で生活し、大司祭ハイ・プリーストに忠誠を誓 っている。樹液の採取に精を出し、それを神に捧げるのだ。彼らは樹液が無ければ生きてゆけな いが、それは枯渇しつつある。彼らは、神がもうすぐ救いの手を差し伸べてくれると愚直に信じ ている。 しかし、少女ケイナだけはハイ・プリーストの教えに疑問を抱いていた。村を出て探検をするこ とで想像力が刺激され、青い光とあふれんばかりの樹液に満ちた世界を夜毎夢に見るケイナは、 直感的に疑いを抱いている。守護者であるはずの神が、なぜあれほど多くを欲し、民を破滅に導 くのか。 オパッツとの出会い ケイナはアクシスの根元まで降りていくことを決意する。旅の途上で狂暴なプレデターにより傷 を負わされたケイナはビルダー・ワームスに助けられ、オパッツの元へと連れてゆかれる。オパ ッツはケイナを親身に世話し、彼女に宇宙、第四タレス星、アストリア星という星々の関連につ いて教える。ケイナはオパッツに心を開き、自分の夢を語りはじめる−青い光とあふれる樹液。 オパッツにはその青い光がヴェカノイのものであることがすぐにわかった。滝のように樹液が溢 れているなら、そこはアクシスの基部に違いない。 賢者オパッツの知恵と忍耐に助けられて冒険に旅立つケイナ。迫り来る終末を前に、ケイナはア クシスと彼女の種族を救えるのか。オパッツは“ヴェカノイ”を取り返しアクシスを発つことが できるのか・・・。
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_Movie Information | Dondetch_ |