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![]() この映画は、恋の成功実例つき恋愛小説です。 ![]() そんな恋の手ほどきをしてくれるのは、メグ・ライアンを一躍大スターにした『恋人たちの予感』(89)で、恋愛映画の歴史を変えた巨匠、ロブ・ライナー監督。現実と小説の中の恋がシンクロしながら進行していくストーリーを通じて、普遍的な恋の法則を鮮やかに紐解いていく本作は、素敵な恋をかなえるヒントがたくさん詰まっています。 現実と創作の世界がシンクロしながら展開する恋は、オードリー・ヘプバーンの『パリで一緒に』(63)を思わせるお洒落なムード満点。特にキュートな個性を光らせるのが、21世紀のラブ・ストーリークイーン、ケイト・ハドソン(『10日間で男を上手にフル方法』(03))。作中劇のパートでは4役を演じ分け、現実のパートでは、恋の気分が高まるにつれて女性らしい魅力を増していく模様を鮮やかに演じきっています。 ![]() 主人公 軽薄な恋愛小説家、アレックス 堅物なタイピスト、エマ ![]() たった30日で小説を書き上げなければならなくなったアレックスは、速記係としてエマを雇うため、弁護士だと嘘をつきます。すぐ嘘を見破ったエマはいかがわしい奴と勘違い。お互いの第一印象は最悪です。でも、その方が良いんです。 ★チャプター2:喧嘩する 彼の新作は、妖艶な美女に一目惚れして身を崩していく男の話。エマは「だいたいなんで男はそんな女ばかり好きなの」とおかんむり。彼の紡ぐストーリーを勝手に変えていきます。自信家のアレックスは、「だいたいなんで女は口ばかり出すんだ」とおかんむり。つまり、男と女の恋愛観をかけた喧嘩です。 ★チャプター3:共に何かを成し遂げる 小説の展開をめぐって意見を闘わせる二人。目的も、頑張る気持ちも同じなのです。そのうち明らかになってくるお互いの思いがけない素顔。エマにはアレックスの優しさが、アレックスにはエマの純粋さが、魅力的に見えてきます。そんな二人の思いは小説にも微妙に影響。幸せなラブ・ストーリーが綴られていきます。 ★チャプター4:恋敵を登場させる 遂に小説は完成、エマはタイプを仕上げるために自宅に戻ります。独りになったアレックスの前に突然現れた妖艶な美女。そう、小説の中の存在だったはずの妖艶な美人のモデルは、アレックスの元彼女だったのです。美しくて、自信があって、どこか訳ありの元彼女は、ヨリを戻そうと積極アプローチを開始。 ★チャプター5:失ってから、気付く 急いでタイプを仕上げ、アレックスの元に戻ったエマは、美女と親しげに話す彼を発見します。しかも彼はエマを「僕の速記係だ」と、紹介。私はあなたのただの速記係なの?うまくいきかけていた恋が、大波乱の展開です。傷つき、彼のもとを去っていくエマ。そこで彼は気付くのです。自分は、彼女を愛していたのだと・・・。 さあ、あなたが小説家なら、最終章をどう仕上げますか?
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_Movie Information | Dondetch_ |