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![]() 宿命の序曲がヴェールを脱ぐ! 数々の興行記録を樹立し、多くの賞に輝いた『インファナル・アフェア』。日本でも昨年、空前の話題を呼んだこの傑作は、実は壮大な3部作の第1章だった。そして、いよいよ第2章『インファナル・アフェア 無間序曲』がヴェールを脱ぐ… ![]() 第1章と同じウォン役のアンソニー・ウォンとサム役のエリック・ツァンがよりパワフルな演技を見せ、かたや本作品で本格登場の若きヤンとラウに扮するショーン・ユーとエディソン・チャンは、まさに第二のトニー・レオンとアンディ・ラウを思わせる存在感。忘れがたいサムの子分キョン役のチャップマン・トウも、さらに人間味あふれる演技を披露してくれる。 新たなキャストは、野心に燃えるマフィアの2代目大ボスに、輝かしい受賞歴を持つ香港映画界きっての演技派フランシス・ン。ウォンの相棒で親友の正義感あふれる警察官には、中国出身で香港でも人気を集めているフー・ジュン。そして、生き残るためには己の魂までをも売っていく男たちの中で紅一点、男たちの運命を翻弄し、愛のためにすべてを捧げるマリー役でトップ女優カリーナ・ラウが大輪の花を添えている。 主要スタッフは第1章と同じ顔ぶれが揃い、監督はアンドリュー・ラウとアラン・マック。アンドリュー・ラウは今回も撮影監督を兼ね、脚本はアラン・マックとフェリックス・チョン、編集はダニー・パンとパン・チンヘイ、音楽はチャン・クォンウィン。 主題歌は、2003年に再結成したばかりの香港の人気ロックバンド、ビヨンドが担当して大きな話題を呼び、見事、香港フィルム・アワード(香港電影金像奨)の最優秀主題歌賞を獲得した。 ![]() 1991年。尖沙咀に君臨する香港マフィアの大ボス、ンガイ・クワンが暗殺された… ![]() クワンの跡を継いだ次男ハウ(フランシス・ン)は、知的で物静かな外見の下に策略家と野心家の顔を隠していた。4人のボス各々の弱みを握った彼は、一夜にして新たな大ボスとしての地位を固めてしまう。御しやすそうなサムの台頭を期待していたウォン警部には、誤算だった。だが、警察学校の優等生でありながら、クワンの私生児であることが発覚して退学処分になったヤン(ショーン・ユー)の存在を知り、秘策を思いつく。その血筋を利用してヤンをハウの組織に潜入させるのだ。無謀とも言える作戦だが、ヤンにとっては警官になれる唯一のチャンスだった。こうして1992年、ラウとヤンは警察学校で一瞬すれ違う。 1995年。潜入捜査のための厳しい訓練中に、刑務所での喧嘩を機にサムの子分キョン(チャップマン・トウ)と親しくなり、黒社会に溶け込んでいるヤン。おかげで長年の恋人メイとの辛い別れも経験する。ウォン警部は、警視に昇進したルクの反対を押し切ってヤンをハウのもとに送り込む。ハウは肉親のヤンを信頼し、重用する。一方、組織犯罪課の警官となって2年目のラウは、サムからの情報によって手柄を重ねながらも、マリーへの恋心は募るばかりだった。 ハウは事業を拡大して一家の安泰をはかるとともに、父を殺した犯人探しに執念を燃やしていたが、ついに証拠を掴む。4年前にマリーと共謀して暗殺を仕組んだのは、ウォン警部だったのだ。クワンの命日、香港に血の雨が降り、警察に衝撃が走る。同時刻に抹殺される4人のボス。忠誠を尽くしていたサムまでが出張先のタイで襲撃され、消息を絶つ。7年間も潜入していたルクの部下ロ・ガイは、正体を見破られて消された。 ![]() 1997年。香港返還を目前に、表社会に進出しようとするハウ。警察はそれを阻止するため、暗殺の件を不問に付してウォン警部を職務復帰させる。命を取りとめてタイに潜んでいたサムを証人として保護し、ハウを逮捕するウォン警部。ヤンは父の死に関与した彼を許せず、連絡を絶っていたが、ルクの墓前で誓いを新たにし、2年間に渡るハウの犯罪記録を提出する。ハウは窮地に陥る。 だが、サムが逃亡。護衛していたのは、情報課(CIB)に転属になり警部補に昇進が決まったラウだった。サムはハウと対決する。タイ人妻と子供を人質に取られたサムは、逆にハワイに逃れていたハウの家族のもとにタイ人の協力者を差し向けていた。怒りに駆られ、サムに銃口を突きつけるハウ。駆けつけたウォン警部の銃弾に倒れたハウは、ヤンの腕の中で盗聴マイクに気づきながら力尽きる。 新時代の幕開けに、ついに大ボスとなったサム。かつて目をかけてやった彼を次なる逮捕目標に掲げるウォン警部。ヤンはサムの組織に移り、ラウは愛した人と同じマリーという名を持つ女性と出会う。終極へと向かうそれぞれの戦いは、始まったばかりだった……。
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_Movie Information | Dondetch_ |