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 「Cookie」(集英社)で連載中の「NANA」が1400万部以上という爆発的ヒットを記録。 すでに発表している作品の発売累計部数は、 なんと4500万部に達している漫画界のヒットメーカー・矢沢あい。 
若い女性たちからカリスマ的支持を得ている彼女だが、高度なファッション性を要求されるがゆえに未だ作品の映像化は許可されていなかった。しかし、二階監督が作り出す魔術的な映像美に「この監督ならば、実写も見てみたい」と企画段階から全面的に協力体制へ。そして実現したのが、映画「下弦の月 ラスト・クォーター」。奇しくも、矢沢あいファンから最も映像化を待ち望まれていた作品だった。出演は、「キル・ビル Vol.1」の"ゴーゴー夕張"役で強烈な演技を見せつけ、タランティーノ監督も大絶賛した、栗山千明。 邦画初主演となる本作では、過去の刺激的な役どころではなく、リアルな19歳の女子大生・美月と、廃墟の洋館に閉じ込められた幽霊・イヴの二役に挑戦し、透明感のある演技を見せている。また、美月の恋人・知己に、俳優という枠を超えて若者から圧倒的な認知度と絶大なる人気を誇る、成宮寛貴。テレビドラマ「Stand UP!!」「オレンジデイズ」、映画「あずみ」「深呼吸の必要」などで演技のポテンシャルを見せつけた彼が、満を持して初主演を飾る。そして、物語の鍵を握る謎のミュージシャン・アダムにラルク アン シエルのHYDEが出演していることも話題。日本のみならずアジア全域に熱狂的なファンを持つ音楽界のカリスマが、「MOON CHILD」以来、映画界にさらなる旋風を巻き起こすことは必至。 
また「THE CAPE OF STORMS」という曲を、劇中ではアダムが作った曲として設定し提供。同曲はテーマ曲として10月14日に発売されるアルバム「ROENTGEN.english」（発売：キューンレコード）に収録される。 また、同時発売の「下弦の月?ラスト・クォーター」オリジナル・サウンドトラックには「THE CAPE OF STORMS」ギターバージョン（インストゥルメンタル）とピアノバージョン（インストゥルメンタル）が収録される。監督は、ミュージックビデオやテレビドラマなど、ジャンルを超えて異彩を放つ映像作家、二階健。前監督作「Soundtrack」では、自ら脚本も手がけ、第12回スペイン国際ファンタスティック映画祭において最優秀撮影監督賞、最優秀脚本賞をダブル受賞。HYDEのシングル「SHALLOW SLEEP」のプロモーション・ビデオの監督を務めるなど、"ビジュアルモンスター"として知られるその耽美な映像マジックはHYDEから全幅の信頼を得ている。本作が待望の監督2作目である。  19年に一度だけ 同じ形の月が、同じ月日に現れることを、誰も知らない。 しかし、たった一人だけ。ある男だけが、知っていた。 その日が来るのを、闇の中で待ち続けていた。 
19年前、愛する人は「きっと生まれ変わってくる」と言い残して、19歳の若さでこの世を去った。この言葉だけが頼りだった。生まれ変わっても、絶対に見つける。見つけてみせる。夜空に浮かぶ、19年ぶりの下弦の月（ラスト・クォーター）。男は、人知れず、横浜にやってくる。そして、その瞬間から、運命の歯車が回っていった。 2004年10月のある夜のこと。同時刻に、二人の人間が交通事故に遭う。生死を彷徨う中、その二人はお互いの名前も知らないまま、不思議な森で言葉を交わすことになるのだが……。 一人は、女子大生・望月美月（栗山千明）。美月は、19歳の誕生日パーティーの夜に、恋人の安西知己（成宮寛貴）と別れ、子供の頃から自分だけが知っていたギターのメロディに誘われて、謎の洋館でロンドンから来たミュージシャン・アダム（HYDE）と衝撃的に出会う。初めて会ったはずなのに「これは君のために作った曲」と言うアダム。二人は洋館で一緒に暮らすことになるのだが、1週間後、アダムと待ち合わせした横浜美術館前の交差点で美月はトラックにひかれてしまう。それも、偶然居合わせた知己の目の前で……。もう一人は、中学生の白石蛍（黒川智花）。彼女は自宅からいなくなった飼い猫のシベールを探すうちに車にはねられる。 二人が再会するのは、蛍が迷い込んだ廃墟となった洋館。しかし、美月は名前すら思い出せない記憶喪失の状態にあった。憶えているのは、アダムという恋人がいたことだけ。蛍が廃墟に入り込んだことを心配して付いてきた同級生の三浦正輝（落合扶樹）には美月が見えないことから、彼女が幽霊なのだということ知り、「アダムの恋人だから」という理由で、「イヴ」と名付ける。 イヴは、誰なんだろう。イヴは、どこに暮らしていたんだろう。蛍と正輝は、途方に暮れながらも、その洋館に住んでいた家族を調べていく。重要なヒントをくれたのが画家の堂島老人（緒形拳）。20年ほど前、洋館には「上條さん一家」が住んでおり、ピアニストを目指してロンドンに留学した娘・さやか（伊藤歩）がいたことを知る。そして、イヴに確認したところ、イヴのネックレスに「S.K」のイニシャルが入っていることを発見、イヴは上條さやかなのか……とも思うのだが。 同時に蛍と正輝は、新聞記事で蛍と同時期に交通事故に遭った人がいないかを調査し、望月美月の名前を発見。そして、記載されていた大学のキャンパスで安西知己と運命的に出会っていく。知己は、大混乱していく。美月は意識不明のまま病院のベッドに寝ているというのに、洋館に幽霊として閉じこめられている？アダムという恋人がいるだと？知己はショック状態に陥るのだが、事実を受け入れて、美月の魂を奪還するために蛍・正輝と共にイヴの謎に立ち向かっていく。 イヴは、なぜ幽霊として洋館に閉じこめられているのか。アダムとは、いったい誰なのか。上條さやかと美月は、何かの関係があるのか??。 美月と知己。蛍と正輝。アダムとさやか。 19年前に起きた悲劇的な恋。2004年のリアルな恋。それが、夜空で交錯する。 しかし、生まれた場所も年齢も違う彼らは、やがて、19年に一度しか現れない「下弦の月」の奇跡で、真実の愛に目覚めていく。 生まれ変わっても、同じ人を愛し続けることを……。そして、守り続けることを……。
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| _Movie Information | Dondetch_ |