_ おまけつき新婚生活


妻のナンシー・ケンドリック(ドリュー・バリモア)は
一流出版社に勤務する編集者、
夫のアレックス・ローズ(ベン・スティラー)は
処女作が高い評価を得た将来有望な作家。


 そんなキャリアも順調なニューヨークの新婚カップルが次に望むのは、当然、素敵なマイホームと可愛いベビー。そこで2人は、ブルックリンに暖炉が3つもある重厚で瀟洒な雰囲気の二世帯住宅(デュプレックス)を発見。早速、この超・お得な物件に、飛びついた2人は幸せに酔いしれた。

 そう、2階に住むコネリー夫人の正体を知るまでは……。

『ウエディング・シンガー』(98)や『25年目のキス』(99)のドリュー・バリモア、『メリーに首ったけ』(98)や『ミート・ザ・ペアレンツ』(00)のベン・スティラー。これまで数多くのロマンチック・コメディをヒットさせてきた2人が、たがいに脚本に惚れ込んだことから、意外にも初の共演を実現させたのが『おまけつき新婚生活』。 その内容は、二枚目半のコミカル演技がお得意なバリモア&スティラーが本領を発揮したドタバタ攻防戦でたっぷり笑わせながらも、最後には、“物より、愛しあい支え合える人がいる”という、本当の幸せの意味を問いかける。

 お洒落で、現代的な物語に古き良き時代のアメリカン・コメディのテイストを見事に織り込んだのが、ダニー・デヴィート。本作ではナレーションも担当した彼は、俳優・製作者・監督と、エンターテインメント業界で長きにわたり活躍している多才な大物。その経験豊かなデヴィートに、監督4作目を決意させることになった脚本を書いたラリー・ドイルは、「ザ・シンプソンズ」の脚本執筆で培ったシニカルなコメディセンスを本作でさく裂。劇場映画デビューを果した。




アレックス・ローズ(ベン・スティラー)と
ナンシー・ケンドリックス(ドリュー・バリモア)は、
ニューヨークに住む新婚カップル。


 ナンシーは出版者のエディターであり、アレックスは処女作が好評で、現在、2作目を執筆中の新進気鋭の作家だ。そんな幸せいっぱいの2人に欠けているものが2つ。それは、マイホームと可愛い赤ちゃんだった。

 そんな折り、二人はブルックリンに理想の物件を発見!重厚にして美しい内装が施され、ていねいにメンテナンスもされている。しかも、167平米の広さで、暖炉が3つもある。ただ、気になるのは、2階年老いたコネリー夫人が住みついていること。彼女は、大昔に、政府による家賃統制対象となった間借り人で、追いだすことは出来ないのだという。しかし、夫人の様子を見に行った2人は、見るからに病弱な姿を見て“この世を去るのも近い?”と推測。思いきって、家を買う決心をした。

 記念すべき、新居での初めての夜。ベッドで甘〜いムードに酔いしれていたアレックスとナンシーを現実に引き戻したのは、2階から聞こえてくるテレビの大音響。我慢できずに苦情を言っても、コネリー夫人には通じない。結局、朝まで大音響は鳴りやまず。しかし、そんな災難は序の口だった。締め切りを3週間後に控えたアレックスに、やれ水道管がガンガン音をたてるとか、ゴミを捨てて欲しいとか、買い物に付き合ってくれとか……。

 幸せいっぱいの新婚生活ばかりかキャリアまで台なしにされそうなナンシーとアレックスは、怒り爆発。ついに2人が決意したのは……!

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キャスト_ ベン・スティラー(アレックス)、ドリュー・バリモア(ナンシー)、アイリーン・エッセル(コネリー夫人)、ハーヴェイ・ファイアスタイン(ケネス)、ロバート・ウィズダム(オフィサー・ダン)
監 督_ ダニー・デヴィート
公 開_ 7月9日より新宿K's cinema、シブヤ・シネマ・ソサエティ他
公式サイト_ http://www.omaketuki-movie.jp


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