『SAW3』オススメ最新映画情報



_ SAW3


謎は新たに生み出される!
【ソリッド・シチュエーション・スリラー】シリーズ最高傑作!


 2004年『ソウ』誕生、翌2005年に続編『ソウ2』公開、全世界を衝撃に陥れたシリーズが新たな謎とトリックをまとい、最高傑作『ソウ3』として誕生した! 『ソウ』監督・脚本を手がけたオリジナル・チームのジェームズ・ワン、リー・ワネルが二人で考えた原案を練りに練り上げ、ワネル自身が脚本を執筆、コンビで製作総指揮を担当。『ソウ2』で才能を知らしめたダーレン・リン・バウズマン監督が、映像の死角を突くテクニックで、よりソリッドに、よりスリリングに演出。原点からの謎の解明と展開、究極の【ソリッド・シチュエーション=状況設定】はさらなる進化を遂げ、ジグソウの謎とアマンダの秘密が明らかになる。果たして、ジグソウの運命は?! 謎は新たに生み出される!全世界を襲う衝撃の話題作がいよいよ日本上陸!

 女刑事ケリーは、小学校でおこった殺人現場に呼び出される。鎖に繋がれた死体は爆弾で飛び散っていた。死体が行方不明となっていたエリック刑事ではなかったことに、ケリーは胸をなでおろす。でも、ジグソウはもう動けないはずなのに、これらの仕掛けはいったい誰がやったのか? しかも、今までのジグソウのパターンとは違うようだ。 その日の夜、ケリーは何者かに拉致され、気が付くと、どこかの地下室に監禁されていた・・・。

 新たなゲームが、スタートしたのだろうか?
『ソウ2』のラストを目撃した観客は、これでジグソウは死んだのか? と自問をしたに違いない。しかし、嬉しくも観客の期待を裏切り、ジグソウは生きていた。しかし、瀕死の状態で・・・。ではどうやって新しいゲームを仕掛けるのか?

『ソウ3』は、『ソウ』『ソウ2』と続くシリーズの流れを継承しながら進化し、その叙述トリックは変化を遂げている。描写は鮮烈でより具象的となり、あたかも裏に隠れているトリックを観客の念頭に乗せないようにするかのごとくインパクト強く叩きつけられる。女刑事ケリー、アマンダ、そしてジグソウと、本シリーズの要とも言うべき主人公たちの運命をも、本作はしっかりと決定付ける。どのゲームが、ジグソウにとってのメインなのだろうか? まるでメビウスの輪のように回転していくそれぞれのゲームに観客はついていけるのか? 『ソウ』のプリミティヴなインディペンデント魂あふれる斬新な映画から、本作はどう変貌しようとしているのだろうか?

 監督は『ソウ2』に続いてメガホンを執るダーレン・リン・バウズマン。この鮮烈で具象的な描写こそ、バウズマンの本領なのか。2作目から更に飛躍した、感情をともなったアクション画面、観客に徹底的な直截さで提示する演出。製作総指揮とストーリーは『ソウ』の産みの親のジェームズ・ワン&リー・ワネルで、ワネル自身がそのストーリーを基にオリジナル脚本を書き下ろしている。自分たちで造りだした物は自らで変革する、という姿勢とパワー漲る驚愕のストーリーテリングを披露している。

 再登場したキャストは、ジグソウ役のトビン・ベル、前作で判明したジグソウに従う手下の女性アマンダ役のショウニー・スミス、執拗にジグソウを追い"ジグソウはいつも最前列にいる"と喝破した女刑事ケリー役のダイナ・メイヤー。そして、新たなジグソウの囚人たちには、『ブレイブハート』『クレイドル・ウィル・ロック』の演技派アンガス・マクファデン、『クラッシュ』『M:i:V』の新進女優バハール・スーメキ、バウズマン監督の自主制作映画2本で主役を演じているJ・ラローズなどが参画、シリーズ最高のスリリングなシチュエーションを作り出している。

 また、スタッフも『ソウ』の撮影監督であるデイヴィッド・アームストロング、編集のケヴィン・グルタートなど、プロデューサーズが約97%のスタッフを再結集させたと豪語している通り磐石な製作陣を築いている。
 本作のポイントは前2作同様最後の15分間だが、シリーズの死角をつくソリッド・シチュエーションは、観客に新たな驚愕の叫びをもたらすだろう。




「エリックではない…」。
殺人現場である小学校に呼び出された女刑事ケリーは、ホッと胸をなで下ろした。


 死体が行方不明となっていたエリック刑事ではなかったが、鎖に繋がれた死体は爆弾でバラバラに飛び散っていた。また始まった? でも、ジグソウはもう動けないはずなのに、しかも、今までのジグソウのパターンとは違う・・・。
 その日の夜、ケリーは何者かに拉致され、気が付くと、円い空洞状の地下室に監禁されていた。そこに現れた赤い影・・・。「旦那と離婚してくれ」。
 モーテルの一室で愛人から告白されるリン。彼女は救命病棟の女医だ。

 この日も、出勤したと同時に、交通事故で瀕死の子供が運び込まれた。彼女が即決した開胸手術のお陰で、一命を取り留める。しかし、その手術によって過去の忌まわしい記憶を呼び起こされ、ロッカールームで悩み苦しむ彼女だったが、黒い影が忍び寄り、何者かに拉致された。
 リンが目覚めたのは、どこかの封鎖された廃工場にある病室だった。
 目の前には、絶命寸前の男が横たわり、カルテには]手術不可能]と記載されていた。患者の名はジグソウ。彼は弟子のアマンダを使い、目覚めたリンにゲームのルールを伝える。

ルールは簡単だった。これから1人の男に仕掛けるゲームが終わるまで、目の前の脳腫瘍患者を延命させよ。ジグソウの心臓が止まると、リンの首に巻かれた円状爆弾が爆発する。
「君の命と私の命は同時に消滅する」。
 自動車のひき逃げで最愛の息子を亡くしたジェフは、何者かに拉致される。
 彼が目覚めたのは、閉鎖された【食肉工場】の地下だった。目の前にはテープレコーダーがある。再生すると「さあ、ゲームをしよう」という声と共に、ジグソウの仕組んだゲームがスタートした。

 工場の薄暗い廊下を進むジェフ。1つ目の扉が現れた。そこは【冷凍室】だった。中には全裸の女が天井から吊るされている。あまりの寒さに凍えきっている。女はジェフを見ると助けを求める。しかしその女はジェフの息子の事故現場を目撃しながら、裁判で証言をしなかった女ダニカだった。彼女が証言をしていれば、犯人に正当な裁きを与えることが出来た。ジェフはダニカへの怒りに震え始めた。果たしてジェフは彼女を救うのだろうか?

「必要なものは、麻酔と、電気ドリル」。
 執拗に手術を迫るアマンダにリンは伝えた。
 そして、ジグソウの緊急脳手術が始まった・・・。
 2つ目の扉を開けると、そこは【屠殺場】だった。吐き気を催す悪臭が立ち込め、丸々太った腐った豚が無人の機械で運び込まれる。そこには豚肉をミンチにするための肉挽き機と、残骸となった内臓を受け止めるタンクがある。タンクの中から人の声が聞こえる。中を覗くと、そこには息子の事件の裁判を担当したハルディン判事が縛り付けられていた。判事はひき逃げした犯人に懲役6ヶ月という軽い罰しか与えなかった。ジェフにとっては彼もまた憎むべき男だった。ミンチになった腐った肉と血が流れ込む。ジェフは彼を救うのだろうか?

 ジグソウの後頭部が開き、脳髄が露となる。
 頭蓋骨を一部切断し、脳圧を下げた瞬間、心拍モニターが緊急信号を発した。激しく取り乱すアマンダ。心拍数が「0」に近づくと、リンの首に巻かれた爆弾が爆発する仕掛けになっていたのだ・・・。

 3つ目の扉を開けると、そこには最愛の息子をひき殺した、最も憎むべき男、ティムがいた。ティムは全身を機械仕掛けの機具に固定された状態だった。時間が経つにつれ、ティムを拘束する機械がティムの五体をそれぞれ逆方向に捻り始める。機械を止める鍵は、銃の引き金に繋がっていた。鍵を取れば銃弾を浴びることになる。ジェフは果たして、殺したいほど憎んでいるティムを救うのだろうか?

「愛している」
 過去の幻影から、朦朧としながら、意識を取り戻すジグソウ。
 手術は成功した。【ゲームオーバー】だ。
 ジグソウはアマンダへ、リンの装置を外して、解放しろと伝える。しかし突然アマンダは「ダメよ」と言い、銃を向けた。「ルールを守れ!」というジグソウ。一体何が起こったのか?

 そこへ、飛び込んでくる一人の男・・・。
 いよいよゲームは絶頂を迎える。
 果たしてこのゲームは、誰のためのものだったのか?

(C)2006 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.

キャスト_ ジグソウ:トビン・ベル、アマンダ:ショウニー・スミス、ジェフ:アンガス・マクファデン、ドクター・リン:バハール・スーメキ、ケリー:ダイナ・メイヤー
監 督_ ダーレン・リン・バウズマン
公 開_ 11月18日(土)TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー
公式サイト_ http://saw-3.jp/


_Movie Information Dondetch_