『オーロラ』オススメ最新映画情報 |
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![]() 『エトワール』のニルス・タヴェルニエ監督が、 パリ・オペラ座のトップ・ダンサーたちと創り上げた美と幻想の世界 ![]() 300年を超える歴史を誇る世界最古のバレエ団、パリ・オペラ座。世界中のバレエ・ファンの憧れの的であるこのバレエ団の内部に初めてカメラが入り、ダンサーたちの過酷なレッスンと素顔に迫ったドキュメンタリー映画である。あれから6年、再びタヴェルニエ監督が、パリ・オペラ座バレエ団のダンサーたちと手を組み、バレエ・ムービーの新たなる境地を切り開いた。前作とは異なり、今回はフィクションに挑戦、幻想的な王国の宮殿を舞台に、華麗なダンスと繊細で甘美な音楽が、身分違いの男女の切ない恋の物語を紡ぎだす。 踊りを禁じられた国で、ダンスの天賦の才能を持つ王女と 冨も名誉もない画家の切なくも美しい恋の物語 王によって踊りを禁じられた国の王女にもかかわらず、オーロラ姫はダンスの才能に恵まれ、今日も弟だけにこっそりと優美な舞を披露していた。そんな娘に頭を痛める王に、もっと深刻な問題がふりかかる。国の財政が傾き、破産が目前だと言うのだ。密かに国を乗っ取ろうと企む側近は、王にオーロラ姫と異国の裕福な王子の政略結婚を進言する。 舞踏会に招かれた王子たちは、オーロラ姫の光り輝く美しさに目を見張り、すぐさま求婚するが、姫は拒絶するばかり。実はオーロラ姫は、彼女の肖像画を描いた画家に心を奪われていたのだ。 王妃は娘の幸せを願うが、王は画家を投獄してしまう。 身分違いの2人の許されない恋の行方は? そして、王国の未来は──? 『オーロラ』は、どこを切り取っても完璧な一幅の絵画のような、美を極めた映像で描く、ロマンティックで切ない純愛おとぎ話。まさに今の時代に神話やおとぎ話が求められているのは、非日常的な冒険やラブストーリーの形を借りて、人の本来あるべき姿を示すと共に、未来を希望の光で照らしてくれるから。本作でも、王女と画家の恋の結末が、私たちの胸にいつまでも消えない温かい光をともしてくれる。 世界のバレエ界のトップに君臨するダンサーたちと、 フランス映画界を代表する名優たちの夢の共演 “ダンスの女神に愛されたオーロラ姫”を演じるのは、マルゴ・シャトリエ。オペラ座バレエ学校で学ぶ新星で、タヴェルニエ監督にひと目で気に入られ、大抜擢された。そして本作の一番の見どころは、画家を演じるニコラ・ル・リッシュの出演。 パリ・オペラ座のエトワールで、彼をイメージしながら脚本を書いた監督でさえ、出演は無理だと諦めていた、スター・ダンサー。ニコラは映画とダンスの新しい融合に共感し、出演を決めた。 他にもパリ・オペラ座からは、オーロラ姫に求婚する王子を演じた、カデル・ベラルビとヤン・ブリタール、舞踏会の踊り子に扮したマリ=アニエス・ジロ、そして振り付けを担当したカロリン・カールソンらが参加、まさに全面的なコラボレーションとなった。 ![]() 踊りを禁じられた王国で王女オーロラ姫は2つの禁を破った。 踊り続けることと、許されない相手を愛し続けること── ![]() そこは、踊りを禁じられた王国。しかし、王女であるオーロラ姫(マルゴ・シャトリエ)はダンスの才能に恵まれ、 踊ることを心から愛していた。今日も、こっそりと弟のソラル王子(アンソニー・ムノ)に、優美な舞を披露する。 王(フランソワ・ベルレアン)は、そんな娘に頭を痛めていたが、王妃(キャロル・ブーケ)の、 そろそろ禁を解いてはどうかという意見に、耳を貸す気はなかった。 政略結婚〜「姫君が金持ちの王子に恋をすれば、国が救われます」 王国に危機が訪れる。干ばつと洪水で農民が税を払えないため、国の財政が傾き、破産寸前だと言うのだ。 側近は王に、オーロラ姫と裕福な異国の王子の政略結婚しかないと進言する。最初はためらっていた王だが、 このままでは増税で国民を苦しめるか、戦争で弱小国の富を奪うしかない。結局王は、残りの財産をはたいて、 婚約者を見つけるための舞踏会を開くことにする。 ずっと昔の舞踏会〜「千の明かりに輝くお城。音楽が流れて夢のようでした」 宮殿は舞踏会の準備に浮き立っていた。本当の目的を知らない王妃(キャロル・ブーケ)は、娘の社交界デビューを喜ぶ。 オーロラ姫は舞踏会で許される唯一のダンス“メヌエット”を習う。 教師は姫の才能に驚き、王妃の遺伝だと感心するが、王妃はなぜかその話題を避けようとする。 オーロラ姫の世話係が、昔の舞踏会の思い出を楽しそうに語る。 では、なぜ王は2度と舞踏会を開かなかったのか? 初恋の肖像画〜「髪の毛は小麦色、瞳は緑、肌はバラ色……忘れません」 招待状と共に姫の肖像画を送るのが習わしだった。宮廷に呼ばれた画家のバンジャマン(ニコラ・ル・リッシュ)は、 オーロラ姫の光り輝く美しさと純粋な瞳に、ひと目で心を奪われる。 オーロラ姫もまた、彼の賛美と情熱に溢れた眼差しを受けて、ときめきという初めての感情に揺れるのだった。 (C)La Cinefacture / France 2 cinema
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