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■決定!第82回アカデミー賞 作品賞に『ハート・ロッカー』
★主演女優賞:サンドラ・ブロック『しあわせの隠れ場所』、主演男優賞:ジェフ・ブリッジス『クレイジー・ハート』、監督賞:キャスリン・ビグロー『ハート・ロッカー』。
世界中の映画ファンが注目する季節がやって来ました。授賞式直前に受賞者リスト流出騒動があり(外国語映画賞には『Departures(おくりびと)』の文字があったと言う)、何かと話題の多かった昨年のアカデミー賞ですが、あれから一年、今年はメジャー製作会社の意向が反映されたのか、商業主義的作品(アクション、SFなどの大作)にも日の目をという訳で、作品賞ノミネートが10作品になったことが大きな話題となりました。

前哨戦・ゴールデングローブ賞では最優秀作品賞(ドラマ部門)を『アバター』が獲得、賞レースを一歩リードする形で迎えた2月2日のノミネート発表でしたが、前述のジェームズ・キャメロン監督『アバター』と、同監督とは元夫婦と言うキャスリン・ビグロー監督による『ハート・ロッカー』がいずれも作品賞、監督賞を含む本年最多の計9部門に、次いで『イングロリアス・バスターズ』が作品賞、監督賞を含む計8部門に名を連ね、ノミネート数から見る限り、今年のアカデミー賞は上記3作品による三つ巴の争いになったと言うのが大方の見方でした。
そして3月7日[日本時間8日]に開催された注目の授賞式ですが…『ハート・ロッカー』が作品賞、監督賞(女性では初)など主要部門を含む計6部門でオスカーを獲得、技術系のみ3部門に止まった『アバター』、助演男優賞のみ1部門の『イングロリアス・バスターズ』を抑え、一人勝ちと言う結果になりました。当初多くのマスコミが監督賞にキャスリン・ビグロー『ハート・ロッカー』、作品賞に『アバター』と、話題の元夫婦間争いは痛み分けになるだろうと予想していましたが、監督賞・作品賞の何れも『ハート・ロッカー』が制したことで、元夫ジェームズ・キャメロン監督『アバター』は完敗と言ってよさそうです。
主要部門の受賞結果は以下の通りです。
※このサイトでは毎年、ノミネート及び授賞式の結果を速報でお伝えしています。
■第82回アカデミー賞受賞一覧 ※日本語タイトルは原題を含みます
●The Hurt Locker/ハート・ロッカー
[ノミネート]
●Avatar/アバター
●The Blind Side/しあわせの隠れ場所
●District 9/第9地区
●An Education/17歳の肖像
●Inglourious Basterds/イングロリアス・バスターズ
●Precious/プレシャス
●A Serious Man/ア・シリアス・マン(原題)
●Up/カールじいさんの空飛ぶ家
●Up in the Air/マイレージ、マイライフ
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主演男優賞[Actor in a leading role] |
●ジェフ・ブリッジス『Crazy Heart/クレイジー・ハート』
[ノミネート]
●ジョージ・クルーニー『Up In The Air/マイレージ、マイライフ』
●コリン・ファース『A Single Man/シングル・マン(原題)』
●モーガン・フリーマン『Invictus/インビクタス/負けざる者たち』
●ジェレミー・レナー『The Hurt Locker/ハート・ロッカー』
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主演女優賞[Actress in a leading role] |
●サンドラ・ブロック『The Blind Side/しあわせの隠れ場所』
[ノミネート]
●ヘレン・ミレン『The Last Station/ザ・ラスト・ステーション(原題)』
●キャリー・マリガン『An Education/17歳の肖像』
●ガボレイ・シディベ『Precious/プレシャス』
●メリル・ストリープ『Julie & Julia/ジュリー&ジュリア』
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助演男優賞[Actor in a supporting role] |
●クリストフ・ヴァルツ『Inglourious Basterds/イングロリアス・バスターズ』
[ノミネート]
●マット・デイモン『Invictus/インビクタス/負けざる者たち』
●ウディ・ハレルソン『The Messenger/ザ・メッセンジャー(原題)』
●クリストファー・プラマー『The Last Station/ザ・ラスト・ステーション(原題)』
●スタンリー・トゥッチ『The Lovely Bones/ラブリーボーン』
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助演女優賞[Actress in a supporting role] |
●モニーク『Precious/プレシャス』
[ノミネート]
●ペネロペ・クルス『Nine/NINE/ナイン』
●ヴェラ・ファーミガ『Up In The Air/マイレージ、マイライフ』
●マギー・ギレンホール『Crazy Heart/クレイジー・ハート』
●アナ・ケンドリック『Up In The Air/マイレージ、マイライフ』
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●キャスリン・ビグロー『The Hurt Locker/ハート・ロッカー』
[ノミネート]
●ジェームズ・キャメロン『Avatar/アバター』
●クエンティン・タランティーノ『Inglourious Basterds/イングロリアス・バスターズ』
●リー・ダニエルズ『Precious/プレシャス』
●ジェイソン・ライトマン『Up In The Air/マイレージ、マイライフ』
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長編アニメ賞[Animated Feature Film] |
●Up/カールじいさんの空飛ぶ家
[ノミネート]
●Coraline/コララインとボタンの魔女 3D
●Fantastic Mr. Fox
●The Princess and the Frog/プリンセスと魔法のキス
●The Secret of Kells/ブレンダンとケルズの秘密
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外国語映画賞[Foreign Language Film] |
●El Secreto de Sus Ojos/瞳の奥の秘密(アルゼンチン)
[ノミネート]
●Ajami(イスラエル)
●The Milk of Sorrow(ペルー)
●Un Prophete(仏)
●The White Ribbon/白いリボン(独)
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アカデミー賞とは、「映画芸術科学アカデミー(The Academy of MotionPicture Arts and Sciences)」と呼ばれる団体に所属する会員(監督・俳優・女優他著名な映画人等、アメリカ映画界に携わる人達の集り)の投票により、毎年1回決定される賞のことです。
第1回の授賞式は1929年5月16日。参加人数も少なく、ディナーパーティー形式のささやかな授賞式だったと言われています。(詳しくはアカデミー賞の歴史をご覧下さい。)
しかし現在では会員数も膨大となり、全米だけでなく世界中にTV中継され、アメリカ映画界最大のイベントとなっています。受賞者には各部門ごとに、その名も有名な「オスカー像」が贈られます。
主な部門として、【作品賞】【監督賞】【主演男優賞】【主演女優賞】【助演男優賞】【助演女優賞】【外国語映画賞】【長編アニメ賞】【脚本賞】【脚色賞】【撮影賞】【美術賞】【衣装デザイン賞】【編集賞】【録音賞】【作曲賞】【オリジナル歌曲賞】などがあります。
過去、そのオスカー像を最も多く獲得した作品は、長年にわたり第32回(1959年度)『ベンハー ( ウィリアム・ワイラー監督)』の11部門でしたが、記録的大ヒットを飛ばした第70回(1997年度)『タイタニック(ジェームズ・キャメロン監督)』が38年ぶりにベンハーの持つ記録に並びました。(その後、第76回『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』も11部門受賞)。
次いで『ウエスト・サイド物語 (ロバート・ワイズ/ジェローム・ロビンズ監督)』が10個、以下『恋の手ほどき (ビンセント・ミネリ監督)』『ラストエンペラー (ベルナルド・ベルトルッチ監督)』、そして『イングリッシュ・ペイシェント (アンソニー・ミンゲラ監督)』が9個となっています。
アカデミー賞は、これまで2月中旬にノミネート発表、3月下旬に授賞式が通例となっていましたが、第76回から1月下旬〜2月上旬にノミネート発表、授賞式が2月下旬〜3月上旬に変更されました。
賞の対象となるのは授賞式の行われる前年度に公開された映画です。従って2010年に授賞式の行われるアカデミー賞は、2009年に公開された映画(8/31迄に1週間以上ロサンゼルスまたはニューヨークの商業劇場で)であり、本来は2009年度(公開作品)アカデミー賞ですが、実際は「2010年のアカデミー賞」と呼ばれるのが一般的のようです。
映画界最大のイベントアカデミー賞。その第1回から現在に至るまでの主要部門 (作品賞・監督賞・主演男優賞・主演女優賞・助演男優賞・助演女優賞・脚本賞・脚色賞・外国語映画賞)を一覧にまとめました。左フレームからご覧になりたい年代、部門をクリックして下さい。
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